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オタク文化がとった直木賞

2006.07.17 Monday 20:20
 
数日前の話になってしまいましたが、芥川賞と直木賞の話。

三浦しをん森絵都が直木賞ということは、まるで、オタク文化が完全にメインストリームにきた、という証明のようですね。
二人とも、作家としての経歴と、支持母体がオタクだもん。

それについては後で語るとして、まず、
芥川賞
伊藤たかみ

大のお気に入り『ぎぶそん』 の作者なので、ちょっとうれしかった。
『ぎぶそん』で獲ったわけじゃないんだけど・・・。

でも、なんで芥川賞なんですかね。

新人ってわけでもないし、著書もかなりでてるし、ほかの賞もとってるし、なにより私にとっては『ミカ!』『ぎぶそん』なので、直木賞じゃないの?って感じです。

てなことは、伊藤たかみの純文学系作品を読んでいないから勝手言ってますが。

ちなみに、伊藤たかみについて知らなかったこと。

・三重県出身である
 なんとなく、大阪か奈良の人だと思ってました。職場の子は、神戸だと思ってたって。お互い『ぎぶそん』で勝手にプロフィールを作っていたらしい(^^)

・角田光代と結婚している 
伊藤たかみにではなく、角田光代が結婚していたことに驚いた。絶対、独身(酒井順子のいう負け犬系の)だと思ってたよ・・・

直木賞
三浦しをん

三浦しをんを強力プッシュしていたのは『活字倶楽部』か。『本の雑誌』もけっこう押していましたかね。

わたしはほとんどエッセイの印象しかないんだけど。
なんで直木賞?という気もしますが(この考え方が権威主義に汚染されているか・・・)。

そして三浦しをんといえば、日本初の著作権エージェント、ボイルドエッグスの所属作家。

三浦しをんが売れて、直木賞作家になったのは、本人の力量もさることながら、このエージェントの力が大きかった気がします。
売れるようにうまくさばいたというか。
同じ売れるにしても、もうすこし後だったのが、エージェントの仕事で早々に売れだしたかな、と。

直木賞
森絵都

出世しましたねー。
私の記憶では、児童文学作家だった森絵都を最初に「おもしろい」とメディアで取り上げたのは、『本の雑誌』の目黒さん。

デビュー作『リズム』が恐ろしくつまらなかったので、わたしはさほど好きではない作家ではなく、ふうん、と思っていた・・・ら、あれよあれよと一般小説作家としてメジャーに・・・。

これは講談社の力でしょうね。
ちょっと注目されたとみるや、大人の雑誌に書かせたり、児童文学として出たものを、一般文庫として刊行したり。

講談社は、そのちょっと前に、青い鳥文庫のはやみねかおるが一般のミステリファンに注目されていたので、これはいけるぜ!と思ったんでしょう。

先日、はやみねかおるが一般文庫で刊行されましたが、最近、魚住直子とか梨屋アリエなど、講談社児童文学新人賞受賞作家を続々一般文庫化しております。

坂元純『ぼくのフェラーリ』が文庫化されたのはびっくりだ。



好きな作品だからいいんだけど、ちょっと森絵都路線とは違うんだけどなあ。

講談社は、講談社児童文学新人賞の受賞作を順次文庫化するような感じですね。

たつみや章が文庫になったら、売れるだろうな。
いっそ文庫本はもうひとつのペンネーム 「秋月こお」にしたらどうだ。もっと売れるかも。



「秋月こお」ファンが、妄想全開で読むための文庫(^^;)

しかしこれでまた、講談社児童文学新人賞の受賞作が、ヤングアダルトに偏りそうです。ただでさえ毎年同じような淡々とした青春ドラマばっかりでつまらなかったのに・・・。

一般の小説の賞からも、投稿者が流れてきそうだ。ああますますつまらん。

幅広い人に児童文学が読まれるというのは嬉しいですが、それがぜんぶ良質かどうかは謎だし、これを狙って、児童文学のジャンルでヤングアダルト作家・作品が粗製乱造されることが多くなりそうなのが、いやです。

作品が多くなれば、わるいものだけではなくいいものも増えるので、それはよいのですが、ヤングアダルトが売れれば売れるほど、幼年童話が少なくなると思います。
子どもの本の市場ってもともとそんなに大きくないんだから。

ハリー・ポッターが売れたおかげで、翻訳児童文学は大半がしょうもないファンタジーになってしまったばかりだというのに。

数年前から、絵本がそんな感じ。

いろんな絵描きがこぞって絵本を描いて、「かわいい」「いやし」などという言葉で子どもではない人たちにちやほやされて、大人向けの絵本雑誌ができて、結果、出版点数やメディアに紹介される数は増えたけれど、「これは子どもが喜びそう」という絵本は、ちっとも増えていません。

雑貨ブームの一部なのね、絵本は。
児童文学も、ちょっとそんな傾向です。

森絵都は、じつは、幼年童話がうまいのです。子どもにも人気。



かつて、幼年童話を書ける直木賞作家がいたでしょうか。

そういえば『夏の庭』湯本香樹実



が芥川賞にノミネートされたことがありますが、この人の幼年童話もすてきです。でも書いてくれてません。
(アマゾンでヒットしないよ・・・絶版!)

幼年童話がおもしろく書ける人はあんまりいないので、もっと書いてほしいと思うんですが、これから、どうなるでしょう。

本人の希望が通るようになってまた書いてくれるか、一般小説の仕事のせいで童話を書く時間がなくなるか、ギャラがあがって児童書出版社では払えなくなって書かなくなるか・・・。

さて、今後の直木賞ノミネート予測

あさのあつこ!
図書館で働く日々
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2007.12.18 Tuesday 20:20
 
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コメント

初めまして、通りすがりです。
たつみや章さんの「ぼくの稲荷山戦記」が、来月文庫で発売されますよ。
ところで、別ペンネームの方って、禁句なんでしょうか?
稲荷山の文庫化の話を、ブログに書こうと思って検索していたら、たつみやさんの別PNな話しが、何処にも出ていなくて(変わりに、たつみやさんの市議会議員としてのHPが見付かりましたが(笑))、やっと見付かったのがここだったのですが。
まあ、稲荷山戦記は面白いので、文庫化には大賛成です。
一歳の姪にはまだ早いですけどね。
橘香
2006/07/24 12:05 AM
始めまして。情報ありがとうございます。

そうですよね、時間の問題でしたよね、文庫化。

児童文学の文庫化は、装丁が変わるのがさびしいな。まあ、子どもの本を大人に手渡すんだからしかたないんですが。

さて、別PNの話ですが、そうなんです、議員のHPにも載っていません。いや載せられないと思います。

わりと知られたことであるのですが、さすがに議員としては、公にはしないのではないでしょうか。

橘香さんは、秋月こおさんはご存知ですよね?ブログをのぞかせていただいたら、知ってるだろうな、と思ったのですが。

やはり、書ける人は何を書かせてもストーリーテラーなんだろうなー、と思います。二つのジャンルで、どちらかしか知らない人が大半なのにどちらもそれぞれ人気があるっていうのはすごいですよね。

えりりん
2006/07/24 10:50 AM
秋月さん、知ってます。
と言うか…ええ、たつみや章誕生の経歴も、知ってます。
小説道場、好きでしたし(歳がばれます?(笑))
たつみや章しか知らない人が、秋月こおを読んだら、ビックリするでしょうが、秋月こおが好きな人には、すんなりとたつみや章をオススメ出来ますね。
作家のふり幅として、素晴らしいと思います。

話は飛びますが、三浦しをんさん。
「妄想炸裂」しか読んだ事が無いので、直木賞にノミネートされた時点からずっと、驚いています。
受賞作を読んだもんかどうか…逆に悩んでおります。

橘香
2006/07/24 3:29 PM
三浦しをんさんの直木賞受賞作・・・まだ読んでないのですが、なかなか楽しそうですよ。エッセイファンもすんなりはいれる作品だと思います。

ときに、わたしも桑田乃梨子さんの大ファンであることをお伝えしておきます。コミックス多分全部持ってます!
えりりん
2006/07/25 7:31 PM

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